なるほど・いんふぉ

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野菜に残留農薬がある!?除去の方法とは

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残留農薬が怖くて、

オーガニック系の割高な食品

購入されている方もおいでかと思います。

 

しかし、日本にはポジティブリスト

という制度がありまして、

基準が設定されていない農薬等が

定量以上含まれる食品流通を

原則禁止することとなっています。

 

残留する可能性のある農薬すべてと、

食品全てに検査が行われ、

残っても人体に影響のない基準値を定めています。

 

一日に摂取しても平気だと考えられる数値の、

さらに1/100

一日摂取許容量と呼ばれています。

 

輸入品においても、

日本産と同じ残留基準を満たさないと

日本に輸入は認められません。

 

つまり、農薬まみれの野菜などは

流通しない仕組みが、

日本にはあります。

 

ですので、私たち消費者は

あまり神経質にならなくても

良いのかもしれません。

 

農薬まみれの野菜を作っても

出荷できませんので、

農家さんも基準を守って野菜を作るのです。

 

場合によっては、

家庭菜園などで作った野菜の方が、

野良猫やきつねなどの糞尿が付いていて、

気になるかもしれませんね。

 

ちなみに、日本国内で流通する食品のうち、

残留農薬の量が一番多いのは苺だそうです。

 

逆に少ないのはアボカド。

 

気になる方は、

食べる直前に重曹を混ぜた水に、

30秒から1分弱、苺を浸けておき、

流水でよく洗うと良いです。

 

野菜洗浄用の洗剤も売られています。

 

水洗いだけでは気になる、

と言う方は探してみてください。

 

 

 

実は残留農薬がわずかにある、お茶

 

お茶の残留農薬は水洗いできませんので、

対処のしようがありません。

 

茶葉を水に浸けては台無しですね。

 

なのですが、お茶の残留農薬の基準

他の食品よりも数値が

高めに設定されています。

 

Aという農薬の基準値が、

お米では0.05ppmのところ、

お茶は50ppmだったりします。

 

他の食品の基準値よりも緩いのです。

 

これは、お茶はお米のように

直接もぐもぐ食べるものでもないし、

茶葉から抽出したものを飲むだけであるし、

茶葉に残っている農薬は溶けだしにくいので、

多少基準となる数値が高くとも

安全は守られる、とのことです。

 

ですが最近は、茶葉を粉砕して

まるごと飲んだり食べたり

することが流行っています。

 

茶葉を食べるにあたって、

残留農薬が気になる方は、

有機栽培のお茶や、

農薬の散布量が

まだ少なめの時期に摘み取る、

新茶を選ぶと良いかもしれません。

 

お茶は虫が付きやすく、

お茶農家は苦労しているようです。

 

農薬で守ってあげないと、

美味しいお茶に育てるのは難しい

そうです。

 

安価で美味しいお茶を飲みたい

と思ったら、多少の残留農薬

致し方ないのかもしれません。

 

 

 

残留農薬は私たちの身体にどんな影響を与えるのか?

 

農薬を割と使う国・日本ですが、

農作物と害虫と人体では、

全く構造が違うため、

人体には毒として作用はしない

ほぼ安全とのことです。

 

しかし、農薬の100%が

安全であるとは言い切れません。

 

誤って、農薬そのものを

口にしてしまって中毒を起こしたり、

化学物質過敏症の人などは

アレルギー反応が出ることも

あるそうです。

 

私たちは食品を食べることで、

日々微量の農薬を口にしている

わけですが、

それらは身体に蓄積されることはありません。

 

昔、農薬の規制が厳しくなかった頃には、

身体に蓄積して悪影響を及ぼす

農薬もあったようですが、

現在では、身体に蓄積しない

安全な農薬しか使用されていません。

 

害虫駆除などに効果があっても、

身体に残ったり悪影響を及ぼす農薬は、

規制により使用できなくなりました。

 

しかし、昨日分からなかったことが

明日になれば分かる、

それが研究現場です。

 

現在の基準では安全とされている農薬も、

20年後には使用を

禁止されているのかもしれません。

 

そう考えると、

農薬の安全性について考えてしまいます。

 

残留量が基準値内で、

安全とされる農薬を使った食品か。

 

化学肥料・農薬を使わない有機栽培系の食品か。

 

自己責任で選んでいただくほかないようです。

 

筆者の個人的意見としましては、

今現在安全が保障されているのなら、

普通の農薬を使った食品を選びます。

 

日本国内の スタンダードなわけですから。

 

 

 

まとめ

 

スーパーマーケットなどに並んでいる、

色鮮やかできれいな形の

野菜や果物には、もちろん虫食い穴などありません。

 

虫食いを防いでいるのは、

農家の努力と農薬です。

 

安価で美味しい食品を

手に入れるために、

安定供給のために、

農薬は欠かせないようです。

 

筆者の両親は親元で何年間か農家をやっていました。

 

私が生まれた直後、母は体調を崩します。

 

癌でした。

 

開腹したものの、

転移がひどく手を付けることが出来なくて、

主治医はそのままお腹を閉じたそうです。

 

数十年経った今でも、

母が亡くなった原因について、父は

「農薬を浴びすぎて癌になった」

と言ってはばかりません。

 

当時の農薬に発癌性があったのか、

たまたま20代と若かったために

癌の進行が速かったのか、

今となっては分かりません。

 

毒なのか薬なのかの評価を付けるのは、

私たち現代人の子孫たちです。

 

その頃には研究基準や結果も違うかもしれません。

 

いまは基準を決めたお役所を信じて、

食品を買い求めるほかないようです。