なるほど・いんふぉ

日々の暮らしの中で、なるほど!と思うことを記事にしてまとめています。

歯周病予防のためには、歯医者さんに行こう!

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歯医者さんには定期的に通っていますか?

 

筆者は奥歯の詰め物が取れた時、

あとは親知らずが傷んだ時

など、非常事態にしか通っておりません。

 

歯医者さんによると、

口腔内のメンテナンスのために、

3か月に一回は通った方が良いそうです。

 

確かに、筆者の勤め先の社長は、

歯をとても大事にしていて、

3か月に一回くらいのペースで歯医者通いをしています。

 

社長は65歳ですが、全て自分の歯です。

 

筆者の父は忙しさと怠惰で歯磨きを度々怠り、

そのせいで40代の頃から歯周病歯槽膿漏

でどんどん歯がなくなり、

50歳になる前に総入れ歯になってしまいました。

 

 

そもそも、歯周病とはどんなものでしょうか?

 

日本歯周病臨床学会によると、

歯周病とは細菌の感染に

より起こる歯茎の炎症性疾患です。

 

歯や、歯と歯茎の境目に汚れが溜まると、

そこに多くの細菌が溜まり(歯垢蓄積)

歯茎が炎症を起こして赤くなります。

 

ほとんど痛みがないので、

手を打たないで進行させてしまうと、

歯周ポケットという歯と歯茎の境目が下がってしまい、

歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯がぐらつくようになり、

最後は抜歯という事態を迎えます。

 

歯周病のせいで口臭が…?予防するには?

 

歯の表面に付いた歯垢が増えてくると、

口臭も気になります。

 

   タンパク質が細菌に分解されて、

歯垢となり、その歯垢塊から強い口臭が出ます。

 

歯垢は時間が経過すると石灰化し、歯石となります。

 

こうなると歯磨きだけでは歯垢歯石は落としきれなくなり、

歯医者さんで歯石除去をしてもらわないといけません。

 

また、歯周病が悪化すると、

歯ぐきから膿が出て、

これもまた口臭の原因となります。

 

口臭を予防するには、

まずは歯磨きです。

 

出来れば一度歯医者さんに行って、

歯石を取ってもらったついでに、

歯磨きの指導を受けてくると良いでしょう。

 

毎日3回歯磨きしてる!という方でも、

磨き残しがあったり

しては意味がありませんから…。

 

歯周病を予防してくれる食べ物はある?

 

歯周病による炎症で破壊された細胞の、

修復を手伝ってくれる食品があります。

 

必須脂肪酸オメガ3脂肪酸

含まれた食品です。

 

えごま油やくるみ、青魚などに多く含まれます。

 

現代人の食生活では

オメガ6脂肪酸は多すぎるほど摂取していて、

オメガ3脂肪酸の割合が少ないそうです。

 

 予防のためには、

抗酸化物質を含む食品が役立ちます。

 

野菜や果物、緑茶、コーヒー(お砂糖は入れない)などです。

 

ただし、これだけ食べておけば間違いない、

というスーパーフードは存在しません。

 

オメガ3脂肪酸と抗酸化物質を気にしつつ、

バランス良く食事をとりましょう。

 

食事の偏りは歯周病や虫歯を呼んでしまいます。

 

そういえば筆者の総入れ歯の父も、

食べ物が偏っていた気がします。

 

筆者は学校の給食があったので、

そこまでひどい偏りにもならず、

虫歯もほとんどできずに済みました。

 

ぼろぼろ歯が抜けていく父を見て、

必死に歯磨きしていた効果はあったようです。

 

まとめ

 

歯周病にならないためには、まず歯磨きをしっかりと。

 

そして定期的に歯医者さんに通いましょう。

 

そして栄養バランスの良い食事をしていれば、

お口の健康は守られるはずです。

 

最近、お口の健康は

全身に影響を及ぼすことが分かってきました。

 

疲れてストレスフルな状態だったりすると、

免疫機能が低下して、

細菌に感染歯周病のはじまり)しやすく

なります。

 

歯周病を悪化させてしまうと、

糖尿病も悪化する、

というお話もあります。

 

重い歯周病にかかった人の

血液の中に増加する物質が、

血糖値を低下させようとするインスリン

働きを邪魔して、糖尿病が悪化するということです。

 

また、歯周病は糖尿病に限らず、

全身の疾患に影響を及ぼすことがわかってきました。

 

心臓病や動脈硬化、肺炎、

メタボリックシンドローム低体重児の出産…

これらも歯周病菌のせいではないかと

言われています。

 

誤嚥で肺に細菌が入ってしまったり、

炎症を起こしている歯茎から細菌が血液の中に侵入したり…

怖いですね!

 

35歳以上の日本人は、

軽い人から重い人まで8割近く

人が歯周病にかかっているといわれています。

 

他人事ではないのです。

 

歯を磨くとき、

たまに鏡の前で歯茎の色や状態を

確認してはみませんか。

 

細かなチェックと定期的な歯医者さん通いが、

口腔内のみならず、全身を守ってくれるかもしれません。