なるほど・いんふぉ

日々の暮らしの中で、なるほど!と思うことを記事にしてまとめています。

発達障害ってなに?種類や症状、 支援はどのようなもの?

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発達障害というと、

皆さんはどのようなイメージを抱きますか?

 

もしかしたら、その言葉から、

知的な障害や精神的な障害だとか、

そういったイメージがある方も

多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は、発達障害

脳機能の発達のかたよりによる障害で、

いくつかあるものの総称なのです。

 

その症状や、得意不得意の偏り、

強いこだわりから、

日常生活、社会生活に困難が生じます。

 

外見から分かりにくいということも、

発達障害の特徴です。

 

さて、ここで発達障害の種類について

触れておきたいと思います。

 

発達障害は、

自閉症スペクトラム(ASD)

学習障害(LD)

ADHD(注意欠陥・多動性障害)3つの総称です。

 

自閉症は、テレビドラマや映画で

取り上げられることもあり

知っている人もいるかと思います。

 

主に人との関わりに障害があります。

 

また、コミュニケーションが苦手だったり、

強いこだわりを持ったり、

興味の範囲がとても狭いことが特徴です。

 

学習障害は、知的な遅れは無いのに、

「聞く」

「話す」

「読む」

「書く」

「計算・推論する」能力に困難が生じる障害です。

(ウィキペディアより引用)

 

例えば、文を読もうとすると、

文字が虫がはったような黒い物体に見えたり

ぐにゃっと曲がって見えたりして

うまく読めないなどの症状があります。

 

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は名前の通り、

注意力散漫であったり、

多動(落ち着きがない)

長時間人の話を聞くことが

難しい等の症状がみられます。

 

もしかしたら、小学校の頃などに

クラスの中にもそんな症状を抱えた友達がいた

という記憶がある人もいるのではないでしょうか。

 

 

発達障害の原因とは

 

発達障害の特性を、

「困った子()

「わがまま」などと捉えられ、

「怠けている」

「努力が足りない」

「親の育て方が悪い」

「愛情不足」

と批判や中傷を受けることも少なくありません。

 

また、発達障害抱えている人の多くは、

社会生活の中で困難

生きづらさを感じる人が多いのです。

 

しかし、発達障害の原因は

本人の努力が足りないせいでも、

親の育て方のせいでも、

環境のせいでもありません。

 

生まれつき、脳に何らかの機能障害

生じることが原因となっているのです。

 

できないこと、不得意なことを批判する前に、

発達障害を抱えている人が

どのような特性を持っているか、

知ろうとすることが大切ですね。

 

 

発達障害に有効な訓練がある!

 

環境を調整し、特性に合った

学びの機会を与えることで

困難が軽減されると言われています。

 

その子()と周囲が、

その子()の個性・能力・希望などを

理解し共有し合い、

それぞれに合ったサポートをしていくことが大切です。

 

症状によっては、

薬物療法で対応することもあります。

 

ですが、あくまで症状の緩和にすぎません。

 

それ以上に大切なのは、

発達を支援するための訓練(療育)です。

 

困り事を少しずつ解決していくことはもちろん、

できることを増やしたり、

隠れている力を引き出すこともできます。

 

 

具体的には、

落ち着きのない子どもにはまず

「きちんとしなさい」等の

抽象的な声がけをやめます。

 

その代わり、カードや道具を使って視覚的に

「何時まではこのようにしよう」

「こんな姿勢で待っていよう」と声をかけ、

短い時間での訓練を繰り返し行って

習慣づけていきます。

 

普段は落ち着きがなくても、

視覚的に支援することで

出来ることが増えたり、

ある対象にはとても集中できるなど

新しい発見もあるのです。

 

また、苦手に目を向けてばかりなのではなく、

得意なことを生かすという発想も大切です。

 

有名な話かもしれませんが、

ハリウッド俳優のトム・クルーズさんは

学習障害で、文字を読むことができないのです。

 

そのため台本は全て音声で覚えているそうです。

 

あんなに素晴らしい演技からはまるで想像がつきませんよね。

 

日本でもモデルの栗原類さん、

歌手の深瀬慧さん(SEKAI NO OWARI)

司会者の黒柳徹子さんらが

発達障害を告白しています。

 

皆さんに共通していえることは

それぞれが自分の得意を伸ばし、

輝ける場所を見つけていますよね。

 

本人がその良さに気づけない時は、

親や周囲の人、支援者が

その人の得意を見つけてあげることで、

可能性を広げていきたいですね。

 

 

まとめ

 

発達障害は見た目では分かりません。

 

大人になってから

発達障害に気づく人もいます。

 

本人が社会で生きづらさを感じること、

周囲がどのように関わっていけば良いか

分からず悩むことは年代問わず多くあると思います。

 

そんな時、

少しでも発達障害について知ることが、

本人にとっても周囲の人にとっても

良い方向へ進んでいくキッカケになればと良いな...

筆者は思います。

 

この記事が少しでも役に立つことを祈ります。